遺跡の話はいいです。旅行の話してください
わかりました (エジプトの話したかった)
エジプトから船に乗りスーダンへ渡った私は、バスを使い砂漠を抜けてエチオピアへ入るのに三日かかりました。
エチオピアの標高は高く、涼しくてちょうどいいのですが、道があぜ道なのでバス酔いします。
エチオピアにはソロモンの子孫が1960年代までおりまして、契約の箱(アーク)など旧約の内容が伝えられるコプト教会があります。
マザーハウスにも行きました。こちらは病人が病人の面倒をみながら自発的に片付けや手伝いをするので、私はインドにあるマザーハウスも本来こうではなかったのかと疑っております。
エチオピアからジプチに行きまして、港に2週間は船がこないと言われ途方に暮れていた私は、あるご家族に救われました。ご家族のご厚意と助力によりなんとか民間の牛船に乗せてもらった私は、イエメンへと渡ります。
同中一緒になったイエメンの男性が私のことを気にかけ、泊まるホテルにわざわざ確認の電話を寄越してくださるほど。
私は旅の中で人の親切や好意を簡単に信じたりしませんが、旅する中でお世話になった方々のご恩は一生忘れません。
過激な犯罪者のことばかり表に出される中東のニュースですが、実際に被害をこうむっているのは現地に暮らす人々だということを頭の片隅に入れておいてください。
その人たちが信じる宗教を理解することは難しいですが、誤解するのだけはしないでください。お願いします。
人々の生活を脅かすテロリストはキリスト教でもなければ、イスラム教でも仏教でもありません。
それを自分の国家や権力を欲するために、ただ道具として利用するものたちなんだと、見抜いてください。お願いします。